キアンコウの生態

 先日、下関おきそこが、今後とも持続的かつ安定的な漁業操業・漁業経営がなされるよう生産構造を改革するための会合が開催されました。
 会議では、来賓の方のほか、下関の沖合底びき網漁業者を始め、市場関係者、流通関係者、行政機関等が参集し、真剣な議論がなされました。
 議題本論は、まだ、協議途中でもあり、この場で経過報告ができませんことをご理解いただきたいのですが、その他の議題として、山口県水産研究センターの専門研究員により「日本海南西部におけるキアンコウの生態」と題する講演が行われました。
 「下関漁港はあんこうの水揚げ日本一」として、知名度も高まりつつありますが、そのほとんどを占めるキアンコウについては、まだまだ研究が進んでおらず、謎が多いのが実情です。
 当日は、成熟と産卵・性比・成長等について、現在の知見が発表されました。
 次に全長と成熟の関係では、雄で35cm、雌で60cmくらいに成長すると、産卵群に加入すると考えられるとの結果です。
 さらに、これまでの他地域での報告どおり、雄はあまり大きくならず、全長60cmを超える個体は全て雌であったことが説明されました。
 また、成長の点では、0~1年で20cm弱に成長するのではないかとの説明でしたが、これは、まだまだ調査個体数も少なく、また、他の魚類のように骨の調査による年齢推定ではないため、今後、さらに調査を進めたいとのことでした。
 お伝えするのが、ごく一部だけで恐縮ですが、以上の結果を見ても、アンコウの小型魚の保護(再放流、混獲回避等)や、産卵期保護が必要であることが見て取れます。
 下関おきそこの重要魚種であるあんこう。
 水揚げ日本一の地位を守ることは大切ですが、それよりも、資源を守り、安定的に水揚げしていくことの方が重要です。
 

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