エチゼンクラゲ禍
すでにマスコミでも取り上げられているように、今年は、エチゼンクラゲの大発生・大漁来遊という、あまり嬉しくない当たり年になっています。
日本海はもとより、日本海を北上し津軽海峡を抜けた群は、すでに太平洋へと回り込み、なおかつ相模湾にまで達しているとか。
各地の漁業者の悲鳴が聞こえるようですが、下関おきそこも、厳しい操業を強いられています。
写真は、下関おきそこのある船団の網揚げの状況。インスタントカメラで撮影した写真をスキャナで取り込みましたので、見づらい点は御容赦ください。
これだけのエチゼンクラゲが網に入ると、海底での網の形状が保たれず、通常の漁獲は望むべくもありません。
さらに、網に入った魚も、弱毒とはいいながらエチゼンクラゲの刺胞に痛めつけられ、商品価値の低下というダブルパンチに見舞われます。
さらに西の海域で操業している大中型まき網船団からの情報では、まだまだエチゼンクラゲ群は多く、これからも対馬暖流に乗って北上する状況は続きそうだとのこと。
抜本的な対策が望まれるところですが、少なくとも現下の状況に対応した、対症療法的な対策も必要ではないかと、ひしひしと感じています。
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