魚函
下関おきそこでは、漁獲物を水揚げするための魚函として、大きく3種類のトロ箱を用いています。
それは、発泡スチロール箱・薄箱・本箱の3種類。
発泡スチロール箱は、その名のとおり蓋付きの発泡スチロールでできた箱。蓋を外した外寸サイズは35.5×59.0×14.0センチメートル。
薄箱と本箱は、ともに木製の、いわゆるトロ箱で、薄箱が外寸37.5×60.0×9.0センチメートル、本箱が外寸37.5×60.0×13.0センチメートル(ともに深さのみ内寸)。
魚種により、また銘柄により、何をどの箱に入れて上場するかは決まっています。
例えば、れんこだい(キダイ)は、発泡スチロール箱、れんこだいの小型のもの(「豆芝」銘柄)は本箱、アンコウやマダイは本箱、めんぼ(ウマヅラハギ)やアナゴは薄箱、などです。
ところで、本箱ですが、その深さが4寸3分(=約13センチメートル)であることから、四三箱(よんさんばこ)とも呼ばれています。
底びきものは四三箱が標準で、まき網などの青物(あじ・さば・いわしなど)は三八箱(さんぱちばこ)と呼ばれる深さ3寸8分(約12センチメートル)の箱が標準です。
四三箱と三八箱。実は、幅も板の厚さ一枚分違います(三八箱の方が、板一枚分、狭く36.5×60.0×12.0センチメートル:深さのみ内寸)。
この微妙な違いは何に由来するのでしょうか?
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