下関おきそこの魚たち ~かれい類~

 
下関おきそこは、海底で網を曳き、「底もの」と俗称される魚介類一般を漁獲しています。
 で、「底もの」と言われて、まず思い浮かぶのは、ヒラメかれい類ではないでしょうか[E:sign02]
 これらは異体類と呼ばれ、卵から孵化したばかりの頃は、眼が体の両側についているのですが、体長が7~8mmのころに、片側の眼が頭頂部を越え、反対側の体側に移動していきます。
 そのころから、着底生活を送るようになるのですが、それはさておき、下関おきそこでは、多くの種類のかれい類を漁獲しています。
 例えば、これ。
 比較的透き通ったスリムな体型の「ささがれい」。標準和名では「ヤナギムシガレイ」といい、干物加工されることが多い魚です。
 子持ちのものの生干しは、干物の中でも非常に美味しいものの一つです。
 で、この「ささがれい」によく似た種で、同じく干物加工に仕向けられる「べらんすがれい」。標準和名は「ヒレグロ」といい、ヤナギムシガレイとは、頭部の無眼側の凹み(粘液腔)で見分けます。
 で、「べらんすがれい」の、「べらんす」って何に由来してるんでしょ?
 御存知の方がいらっしゃれば、ぜひ、ご教示ください。
 これらのほかにも、「みずがれい(ムシガレイ)」、「めだかがれい(メイタガレイ)」、「きつねがれい(ソウハチ)」、「いんどがれい(ババガレイ)」、「あまてがれい(マコガレイ)」・・・・などなど、ここでも、またもや勉強不足を露呈してしまうのですが、多種にわたるかれい類が水揚げされています。
 ※ひらがなは地方名、カタカナは標準和名を示しています。
 もちろん、干物加工だけではなく、鮮魚でもスーパーや魚屋さんに並んでますので、「下関産」という表示があれば、下関おきそこものかも[E:sign02] と、思い浮かべてみてくださいな。

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下関おきそこ

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